2008年01月31日

くらしのじゅんび

今日は、必要な買い物をしながら、家の周りや歩いていける範囲をぶらぶらと散歩して
街の様子をみてきました。

まずは定期券購入。
地下鉄の定期券、NAVIGOです。

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JR東日本のSuicaのように自動改札にかざしてピッとやる非接触型ICカードで、Carte Orangeという従来の定期券からこちらに移行中のようです。
住人用には紛失したときに再発行してもらえる物もあるそうですが、手続きが煩雑で時間がかかるので、保証はないけれどすぐに作ってもらえる物にしました。

フランス語が通じるかどきどきしながら地下鉄の窓口へ。
優しいムッシュが拍子抜けするくらいパパッと作ってくれました。

定期券を買うと、なんだか「暮らしているんだなぁ」という気持ちが盛り上がります。

NAVIGOは、写真入りカードとICカード2枚セットで定期券となります。写真が張ってある人のみ使えるということなんですね。
この写真、このカードを使っている限り変えなくていいのだそうです。
つまり、何年経っても今の年齢のまま。本人だとわかるのでしょうか。わからないと言われないように努力したいと思います。

その後、オペラ座周辺やマドレーヌ広場周辺まで足を伸ばし、合計4時間ほどぶらぶら散歩をしながらいろいろなお店を見てきました。
日本食材屋さんではインスタントラーメンの値段に驚き、ワイン屋さんではあまりの品揃えに驚き、結局何も買わずに出てきてしまいました。
ぜひまた行ってみようと思います。

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たくさん歩いたのと時差ぼけとで、今日はとても眠いですzzzzz。


at 17:43 | パリ ☁ | Comment(6) | TrackBack(0) | くらし | edit

2008年01月30日

パリ、はじまり

無事にパリに到着しました。

空港から滞在先までは日系の会社の空港送迎サービスを利用しました。
その運転手さんによると、今日はタクシーがストをしている日で
パリ市内が渋滞しているとのこと。
この送迎サービス、予約するのが面倒だから空港でタクシーに乗ればいいか
なんて思って迷い、結局出発ギリギリに電話で予約したのです。
しかし、もしストの影響でタクシーをつかまえられなかったら
とても電車で移動できる荷物の量ではなかったので、
予約しておいて本当に良かったと思いました。これはなんだか幸先がいいと、ポジティブにとらえてみました。

滞在先はルーブル美術館のすぐ近く。
12月にお世話になったフランス語の先生のお友達のお宅にホームステイしています。
びっくりするくらい広く、窓からはポンピドゥセンターが見えるとてもいいお部屋です。

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心配していた無線LAN環境も、なんとか使うことができそうですし、マダムも 同じくホームステイしているロシア人の女の子もとても優しく、安心しました。

明日は近くをいろいろ確認しながら、必要な物の買い物に出かけようと思います。



at 20:10 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | くらし | edit

2008年01月20日

留学まで その4

私が通う学校の先生はフランス語と英語を話すそうですが、基本はフランス語。

ということで、昨年の4月からフランス語を勉強し始め、12月にはブルゴーニュのスミュール・アン・オーソワという街でフランス語の先生のお宅で一緒に暮らしながらフランス語を勉強するというプログラムに参加してきました。
今までは「音」としか聞こえなかったフランス語がなんとか「言葉」として聞こえるようになったことは進歩ですが、とても深いコミュニケーションをとれるまでは至っていません。フランスにいるとついつい無口になっていく自分が悲しいです。

学校が終わった後は、パティスリーかレストランで研修をすることになっています。それまでになんとか最低限でも理解できるようにならなければと思い焦る自分と、でも滞在先はフランス人の家庭ですし、フランス語漬けの生活の中でなんとか覚えていくかなぁなんて能天気な自分との戦いが毎日私の中で起きています。

at 11:40 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | じゅんび | edit

留学まで その3

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ル・コルドン・ブルーでディプロムを取得し、その後 機会があれば友人や知人の誕生日や記念日にケーキを作らせて頂いていました。



あるとき、こんなことがありました。



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at 11:30 | パリ | Comment(6) | TrackBack(0) | じゅんび | edit

留学まで その2

独身の頃は実家の近くの松本市にあった料理・お菓子教室に通っていたこともありましたが、結婚後東京代官山にある「ル・コルドン・ブルー」という学校で本格的にフランス菓子を学ぶ機会に恵まれました。
「ル・コルドン・ブルー」はパリに本校があり、オードリーヘップバーンが「麗しのサブリナ」の中で通ったお料理学校として有名なところです。

通い始めた頃は色々と忙しく、学校に通う為に朝4時半に起きなければならない日もありました。しかし、それまではお菓子教室や本を見て作っていたケーキを、きちんと学校で体系的に習うことができるということがとても楽しく、睡眠時間が削られることなど全く気にならないほどでした。

学校に通ったおかげでひとつのお菓子のパーツとしてしか見ることができなかった素材や生地を、どのように応用すれば他のお菓子に使えるのかという関連性を持って考えることができるようになりました。お菓子を縦のつながりだけでなく、横のつながりでも考えられるようになったという感じでしょうか。

途中松本市近郊へ転居したため学校に通う時間が思うように取れず 通い始めてから4年もかかってしまいましたが、2007年6月、無事ディプロムを取得することができました。卒業試験では味もデザインも自分のオリジナルのケーキを作ったのですが、何回も試作を重ねたケーキをシェフに褒めてもらえた時は、本当に感動しました。

at 11:20 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | じゅんび | edit

留学まで その1

母が仕事をしていたため、姉と二人でお料理をする機会が多かったということもあるのでしょうか。
子供の頃からお料理やお菓子を作ることが好きでした。

特に母と一緒にお菓子を作ることはとても楽しく、いつも家にある粉や卵が
クッキーやパウンドケーキになることに感動しました。
兄や姉と遊びのようにクッキーを作り、オーブンから漂う甘い香りに
ワクワクしながら焼けるのを待つ時間はとても楽しいものでした。

今でこそ簡単にネット通販や近隣の松本市などで入手出来ますが
長野県塩尻市という地方都市にある私の実家では、その当時は
良質なバターや小麦粉を手に入れることはできませんでした。

しかし 母と一緒に作ったお菓子は買ってきたものよりも断然おいしく、
このときの感動が私がお菓子作りを勉強したいと思った原点なのだろうと思います。

タグ:じゅんび
at 11:15 | パリ | Comment(0) | TrackBack(0) | じゅんび | edit
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