４年分

今日は朝４時半に起き、ヨーロッパ最大の市場、「ランジス」を見学し、
その後フルーツのピューレの会社ボワロンでお菓子を習ってきました。

夕方は、予約していた電車にぎりぎりで飛び乗り、ブリュッセルへ。
ブリュッセルへ来たときにお世話になっているホテル「メゾンかなざわ」さんの
マダムのお誕生日で、夜はお誕生日会にご一緒させていただきました。
とてもブリュッセルとは思えないおいしいお寿司を頂き、
久しぶりに日本の新聞を読み、なかなか楽しい夜でした。



朝早かったのでさすがに眠い・・・。
市場についてはまた、ご報告します。

４年に一度の２月２９日。
４日分を１日で頑張った気がします。

今週の成果

今週はプティガトー（一人分ずつのケーキです）を作りました。
またもや１５種類。
毎日、朝８時から夕方５時まで、体と頭（フランス語との戦い）をフル回転。
頑張った成果がこれです。



家にもって帰り、我が家のマダムとその娘さんと食べたのですが、
「とても手がかかっていて、いい材料で、すごくLuxe（贅沢）なケーキだわ」と
喜んでくれました。一緒に食べてくれ、喜んでくれる人がいるというのは幸せな事です。

パリに来てから早い物でもう一ヶ月。
来月の定期も購入し（こちらは月初から月末という単位で定期を買います）、
ますます住んでいるという実感がわいてきました。
フランス語の方は最初に比べ、
「フランス人と話す事に緊張しない」程度になりました。
もちろんペラペラになった訳ではなく（涙）、
間違ってもわからなくても気にしないで
乗り切れるようになったという事です（笑）。

この一ヶ月でどれだけ成長できたのか、なかなか自分ではわかりませんが、
これからも沢山のお菓子を食べ、美味しいワインを飲み、
おいしい料理を食べて、ひとつでも多くの事を吸収したいと思っています。

かっこいい!(des GATEAUX et du PAIN)

パスツール駅側のdes GATEAUX & du PAIN （デ ガトー エ デュ パン）へ行ってきました。



黒を基調とした、とてもシックなお店です。
かなり広い店内には、ケーキとそして名前の通り沢山のパン。
キッシュもとても美味しそう♪

パンだけでも目移りしそうになりますが、今日はケーキが目当て。
商品を眺めていた所、オーナーシェフのマダム（ここは女性がオーナーなのです）が応対してくれました。



いろいろ目移りしながらこの二つに決定。
サントノーレ（写真左）は、写真だと色がわかりにくいですが、
少し紫色に色付けられていて、生クリームもバラの香りがつけてありました。

このオーナーマダム、丁寧な対応なのは勿論ですが、
とてもきびきびしていて、切れのいい職人という感じで、とてもかっこいい方でした。

お店から最寄りのメトロ、バス停までの帰り道には、こんな景色を楽しめます♪



des GATEAUX et du PAIN
63, Boulevard Pasteur(15e)

パリの中の韓国

学校近くの韓国食材屋さんで辛ラーメンを買いました。
久しぶりのラーメン。
インスタントですが、ちょっとうれしかったです。
しかも日本食材屋さんのカップラーメンの１／５程の値段。
ただ、フランス人は音を立てて食べる事を嫌うと聞いた事があるので、
ラーメンをすする音を出さないよう、注意して食べました（涙）



ラーメンの隣はプチフール。先週の短期コースで作った物を頂いています。美味しい♪

このお店には韓国と日本の食材がおいてありますが、韓国がメインです。
店員さんも韓国人。お店に入ったとたんに「アンニョンハセヨ」
と声をかけられました。
ちなみに先日フランス人と行ったときは「ボンジュール」でした。
私も片言の韓国語で返していたので、最後まで韓国人だと思っていたようです。

生粋の日本人の私ですが、
韓国旅行をすると、日本人からも韓国人からも韓国人に間違われる事がよくあります。
韓国人に道や地下鉄について聞かれた事も多々あり・・・。
そしてついにフランスでも韓国人に韓国人だと思われるようになりました（笑）



このお店の側には梅の木があります。
今日は雨だったのでほとんど散ってしまったのですが、
あたりに少しだけ梅の花の香りが漂います。
それを通り過ぎるフランス人に対し、足を止める自分に、
自分の根のような物を感じました。

家までの帰り道に

こちらにいると、特に理由はないのですが、まっすぐ家に帰らず、
なんとなく近くのカフェによってから帰る事があります。
学校の予習や復習をしたり、本を読んだり、ぼーっとしたりして過ごしています。

よく行くのはパレロワイヤル駅から家に帰る途中のカフェ。
なぜここかと言われれば特に理由もなく、
ガイドブックに出ているようなおしゃれなカフェな訳でもなく・・・。
隣のテーブルには、近所に住むと思われるおじさんが座っている事が多いです（笑）



今日は成田空港で買って以来まだ読んでいなかった
「チームバチスタの栄光」をお供にカフェを楽しんできました。
足下に愛犬がいれば最高なのですが、それは我慢・・・。

暮らしの一部となるカフェを、自分もしてみたいと思っています。

農業大国その３

最後はボルドーのワインが並ぶブースへ。

かなり勇気を出して試飲させてくれと言った所、
あっさりOKでした。しかもちゃんとグラスで頂きました。



恥ずかしいので詳しいコメントはできませんが、
美味しかった〜♪



こんなボトルも並んでいましたが（楽天で見た所￥39,000前後）、
さすがにこれを飲みたいとは言い出せず・・・。
瓶が開いていたので、これも試飲用だったのかなぁ。



最後はソーテルヌ。
きれいな色、甘さ、しかも２種類も試飲させてもらいました。
話を聞いた所、最低１２本から売っているとの事。
パリ市内なら配達もしてくれるそうですが、１２本はとても無理。
１本くらいなら無理して買おうかと思ったのですが、残念でした。

子供の頃社会の授業でフランスは農業大国だと習いましたが、
フランスと農業というイメージが重ならず、
いまいちピンとこなかったのを良く覚えています。
しかし、ここに来るとフランスはまさしく農業大国だと感じました。
国土の半分以上が農地なんだとか。確かに地方に行くと一面に畑が広がっています。
ワインだけでなくチーズやハムも試食しながら会場を回りました。
フランスの食を楽しめた一日でした。

農業大国その２

農業見本市には犬や猫のブースがあり、
珍しい犬や日頃よく見る犬まで沢山いました。

レオンベルガー


ドグドボルドー
一見怖いと思われがちですが、とても優しい子でした。



名前不明（ベルギー原産の犬のようです）


そしてフレンチブルドッグ


ちょっとしたドッグショーもありました。


こちらの犬は本当にきちんと躾がされていて感心します。
また、こんなに沢山の人に囲まれ犬にストレスではないのかと心配しましたが、
飼い主が側できちんとケアしていました。

犬が農業なのかはわかりませんが、沢山の犬を見られて楽しかったです。

農業大国

今日から始まった農業見本市（Le Salon International de l'Agriculture)
へ出かけてきました。

会場には、牛や豚、羊やヤギ等の動物と、それから作られる食品や衣料品、
そして、各地域ごとのブースには特産品が並んでいます。
とてつもなく広い会場。一体どこへ行ったらいいのか、迷いました・・・。
土曜日のためか家族連れも多く、子供たちが楽しそうに動物と遊んでいました。



こちらはシャロレー牛。牛だけで何種類いたのでしょうか。

中でも一番印象に残っているのがタヒチのコーナー。
音楽も、なんだか色使いまで違うような気がして、
まるでパリからタヒチへ旅行に来たような気持ちに。



売っている物も周りとは全く異なります。



このおじさんのおすすめに従って注文した
パッションフルーツのお酒の強い事・・・。
しかもジュースだと思って注文しました（涙）。
なんだかここだけ別世界でした。

「SUSHI」です

金曜日は学校が午前中で終わるため、
今日は同じクラスの友達とオペラ界隈にあるお寿司屋さんに行きました。
メンバーはフランス人２人、台湾人１人、そして日本人１人です。



店員さんは、話していないのでわかりませんが、多分日本人が１人。
あとはフランス人です。しかもすごくおしゃれな人たち。

店内は小さな丸テーブルとソファ。ちょっと薄暗くてカフェ風。
お客さんも私と台湾人の女の子以外はフランス人でした。

メニューは握り、ちらし、巻物から焼き鳥まであります。
私はちらし寿司を、みんなはにぎり寿司や焼き鳥を注文していました。

マヨネーズで和えたツナ缶を薄焼き卵で包んであるお寿司は、
薄焼き卵がバターで焼いてあるため、かなり面白い香りでした。
フランスのバターの底力はすごい！（笑）

また、「YAKITORI」も人気のようですが、メニューの焼き鳥欄にあった７種類のうち、
鳥は２種類のみ、あとは鮭、牛肉とチーズ、マグロなどでした。
味もかなり甘めで、日本の焼き鳥とは全く違う物でした。

でもこれはこれでなかなか美味しかったです。
全く違うからこそ逆に、フランス人が食べる「SUSHI」「YAKITORI」として
純粋に楽しんできました。箸の使い方も教えましたよ！！

フランス人の友人は週に一度は食べるくらい好きだと、
緑茶を飲みながら言っていました（笑）

そんな彼女たちが絶対食べられないと言っていたのがウニといくら。
みんなで私のお皿に乗せてくれました（笑）。美味しいのになぁ〜。

HOLLY SUSHI
22, rue des Pyramides(1er)

利きチョコ

今週はアントルメ（ホールケーキ）を作りました。
１５種類、数は約５０程。これを生徒５人、４日で仕上げました。



週に一回か二回、このプレゼンテーションをするのですが、
この光景を見るのがとても楽しみになってきました。
頑張った成果と色とりどりのケーキを眺めるのは、至福のときです。

そして毎週金曜日は細かい技術の練習の日。
その合間にチョコレートの食べ比べをしました。



同じメーカーのチョコレートですが、産地によって味も香りも全く異なります。
なかなかここまでの種類を集めてテイスティングをする事はできないので、
とても貴重な経験でした。