その後・・・

帰国してから２週間が経ちました。
帰国後も毎日ブログを書こうと思っていたのに、
あっという間に時は流れました・・・。
未だにテレビを見ると知らない芸人さんがいっぱいですが、
時差ぼけは治ったし、時計の時差も直したし、
日本生活に完全復帰です。

帰国してからは新しいお店についての打ち合わせや、
ロゴデザイン等の打ち合わせ、
また開業のためのセミナーに通ったりと
フランスで予想していたよりも忙しい毎日を送っています。
思えばパリ生活はゆったりしていて幸せでした・・・。

お店の打ち合わせでは、
作りたい自分のイメージが伝わった時はとても嬉しく、
なかなか分かってもらえない時はとても辛く、
これもお店をつくる醍醐味の一つなのでしょうか。
（と思う余裕は今はないのですが・・・。）

お菓子もなるべく時間を見つけて作っています。
知人の結婚記念日のケーキも作らせて頂きました。

（ピスタチオのフィナンシエとマスカルポーネのムース、
フリュイルージュのジュレを合わせました）

パリで使っていたような道具が無いので、
思ったようなデコレーションができなくて大変ですが、
フランスのレシピを私風にアレンジしたりして、
これはなかなか楽しい作業です。

フランス語の方はやはり停滞気味。
ニコル（滞在先のマダム）と電話をしたり、
手紙をやり取りしたりするのですが、
努力しなくても勉強し続けられる環境になくなったため、
意識的に勉強をする機会を作らねばと思っています。
先日「潜水服は蝶の夢を見る」というフランス映画を見に行ったのですが、
ストーリーよりもフランス語だけを聞ける環境に感動してしまいました（笑）

うーん、日本に帰ってきてからは、時間に流されていて、
自分で決めて行動する事があまりできていない気がしています。

ただいま。

昨日無事に帰国しました。

パリの空港の荷物の検査で
「液体が入っている」と言われ、全て荷物を開けられ
更に入っていない事が悔しかったのか、全く関係ない物まであさられました。
そしてANAの地上職員の日本人女性の態度も、「サービスって何？」って感じで
最後の最後まで「フランスだな〜」と思わせてくれました（笑）

機内では食後にコアントローと（多分）サダハルアオキのマカロンを。
見学に行った工場と学校で会った青木さんを思い出しました。



日本に着くととてもきれいな空港と親切なアナウンスに「お〜。日本！」と感動。
現在日本満喫中です♪

A BIENTOT!

実は最初は「お菓子は好きだけど、フランスはあんまり好きじゃない。
特にパリは都会すぎて疲れる」なんて思っていた街、パリ。
でも今は、私にとってかけがえのない街になりました。

ニコルと分かれた後、タクシーの窓から見えた
いつも当たり前の景色だったセーヌ川、カフェ、美術館等がとても大切に思え、
自分が沢山の人のおかげでいかに幸せな時間を過ごせたのかを感じました。

私にとって旅行で来た事があっただけの時とはもう違う街になったパリ。
お世話になった人がいて、友達がいて、そして家族だと言ってくれる人がいます。

１１月末からのフランス留学は終わったけれど、
私とフランスは、長い目で見れば始まったばかりなのです。


飛行機の窓からは虹が見えました。

お別れの日

昨日の夜は友人４人とニコル、ニコルの息子さんのロドルフと私で最後のパーティー。
ニコルがアペリティフにパンデピスの上にコンテを乗せた物を用意してくれ、
私はちらし寿司を用意しました。
寿司太郎もフランスではごちそうです♪
乗せる物を少しフランス風にして、楽しんでもらいました。
みんなと最後の夜を本当に楽しく過ごせ、本当に幸せでした。

そしてパリ最後の今日はお別れの日。
朝一番に出勤するロドルフとお別れ。
いつも一緒にいておしゃべりする訳じゃないんだけど、
風邪を引いたとき、困った時は一番に助けてくれた人でした。

そして昼間はパリでお世話になった方達に挨拶に行きました。
まずは学校。
今日は金曜日でプロ用の授業がないため全員の先生には会えなかったのが残念でしたが、
学校で過ごした日々を思い出し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。
先生のうちの一人が、「もし何か困った事が会ったら電話するんだよ。
例えば背中がかゆかったら電話しなよ。ベルエコンセイユが背中をかきに行くから」
と、言ってくださいました。
本当にアットホームでまた「帰ってこよう」と思える学校でした。

次はスタージュ先のミュロへ。
いつものように裏口から入り、厨房へ。
ここでは本当に色々な事を教えてもらいました。
学校とは違う、「プロの職場」でした。
そして、「悪いフランス語」も・・・（笑）。
私にスラングを教えてくれたビルケにもリザにも、
そしていつも私を助けてくれたユキコさんにも会えて、
自分がいかに幸せなスタージュをさせてもらえたか、再確認しました。

最後のケーキをPain de Sucreで買い帰宅。
タクシーが来るまで家でニコルとシャンパンを飲みながら過ごしました。
最初はフランス語がほとんどしゃべれなかった私にとても親切にいろいろ教えてくれ、
フランスにいても全くホームシックになる事等無く過ごせたのはニコルのおかげ。
「yasumiはルナール家の家族に入ったのよ」と言ってくれ、
「またできるだけ早く来なさい」と言ってくれました。
タクシーに乗る時は２人とも泣いてしまいました。

会いたい人がいて帰ってこいと言ってくれる人がいる。
改めてブルゴーニュでそしてパリでお世話になった方たちに感謝しました。


最後はこんなフランスらしい景色も見られました。

忘れ物（涙）FAUCHON

出かけたついでにマドレーヌのフォションへ。
きれいなディスプレイに見とれて写真を撮ろうとしたところ、
カメラの液晶には「カードを認識できません」の文字が・・・。
昨日写真をパソコンに取り込んで、そのままSDカードを入れ忘れたのでした（涙）
最後の最後に何をやっているんだ！自分よ！！

というわけで、この写真は３月の頃の物なのですが、



フォションやエディアールの華やかさは、
「これぞパリの高級老舗」と言う感じがして大好きです。
非日常と言えばいいのでしょうか。

マンゴーのエクレアを食べながら、
明後日から非日常に戻ってしまう
日常のパリ暮らしを振り返ったのでした。

シャンゼリゼ〜♪

ちょっと買いたい物があったので、シャンゼリゼにきました。
昨年のクリスマスに夫とイルミネーションを見に来て以来。
旅行で来ると必ず行く場所なんだけど、
住んでいると別に用がない場所でもあります。
そして、ここに来るととりあえず心の中で歌ってしまう場所でもあります（笑）
時に口に出して歌い、夫に怒られる。




ただいま、帰国の準備に追われています。
小さな引っ越しのようなもので、
一体どこにこんなに荷物があったのか、
そしてどうやって持って帰るのかと、頭を抱えております（涙）
コメントやメールのお返事が遅くなりますが、ご容赦下さい。

高いのか？それとも安いのか？

夫が銀製のコーヒーポットが欲しいと言うので
市内のお店で探したり、クリニャンクールの蚤の市に行ってみましたが、
なかなか手頃な値段の物が見つかりません。
そんな話を家でニコルにしたら、
「じゃあ、オークション（みたいなもの）に行ってみよう」と言われ、
連れて行ってもらいました。

オークションと言っても、とてつもなく高い物ばかりを扱っている訳ではなく、
高い物から、古着までいろいろな物があって、
蚤の市のオークション版みたいな感じでした。

そしてお目当てのコーヒーポット。
おもしろい物があったのですが・・・、



ナポレオン１世の時代の物で、値段３００から５００ユーロ。
勿論もっとあがる事もあります。
５万円くらいなので高いんだけど、
ナポレオン１世の時代の物でこの細かい細工を考えると安いのかも。
ちなみにクリニャンクールではもっとシンプルなものが１０００ユーロでした。

そしてどちらでも、目の保養で終わりました（笑）

la derniere semaine

いよいよパリ滞在最終週となりました。
今週の金曜日、パリを発ちます。

そうなるとなんだかこんな物を買ってしまったりして、

今までの生活が愛おしくてたまりません。


今日は近所の八百屋さんで、こんな平らな桃を発見。
味は普通の桃だったけど、日本にはないので嬉しくなりました。



あと数日、新しいレストランを見つけるのもいいけど、
いつも行っていたお店に行って
特別じゃない物を買って味わう、
そんな普通の暮らしを満喫して帰りたいと思います。

実はこれが目的（FREDERIC CASSEL)

ヴェルサイユ宮殿に行った事がないのに
なぜフォンテーヌブロー城に行ったのか。
それはFREDERIC CASSELに行きたかったからです。
（全ての行動の基準はお菓子です♪）



土曜日に会った友達が、以前お薦めだと言っていたケーキ屋さん。
彼女に会って、まだ行っていなかった事を思い出したのでした。
そして他の人が平日に行ったら
ケーキがあまりなくて残念だったと言っていたので、
日曜日を狙って行きました。



入った瞬間、ときめく程にきれいなケーキが並んでいます。
自制心が利かなくなり、今日は３個買ってしまいました（笑）
見た目は華やかで味は割としっかりしたケーキたち。
全てが個性的な味で、とても美味しかったです。
ここまで来たかいがあったというものです。

FREDERIC CASSEL
71,rue Grande(Fontainebleau)

初夏の森へ

天気がよかったので、フォンテーヌブローへ行きました。
森を散歩して、その後はお城の見学です。
リヨン駅から電車で４０分弱。
パリから少し離れるだけでこんなに自然があるのかと、いつも思います。

まずは森を散歩。
とても広大で、色々な所から鳥のさえずりが聞こえます。
ピクニック気分で楽しみました♪



そしてお城へ。内部は豪華絢爛。
王妃の寝室は、華やかすぎて寝付きが悪くなりそうな程でした（笑）
マリーアントワネットの趣味で作られたらしいそうですが、
実際は彼女は使う事はなかったようです。

最後はお城の中でちょっとしたコンサートまで聞く事ができ、
豪華さを堪能しました。