独身の頃は実家の近くの松本市にあった料理・お菓子教室に通っていたこともありましたが、結婚後東京代官山にある「ル・コルドン・ブルー」という学校で本格的にフランス菓子を学ぶ機会に恵まれました。
「ル・コルドン・ブルー」はパリに本校があり、オードリーヘップバーンが「麗しのサブリナ」の中で通ったお料理学校として有名なところです。
通い始めた頃は色々と忙しく、学校に通う為に朝4時半に起きなければならない日もありました。しかし、それまではお菓子教室や本を見て作っていたケーキを、きちんと学校で体系的に習うことができるということがとても楽しく、睡眠時間が削られることなど全く気にならないほどでした。
学校に通ったおかげでひとつのお菓子のパーツとしてしか見ることができなかった素材や生地を、どのように応用すれば他のお菓子に使えるのかという関連性を持って考えることができるようになりました。お菓子を縦のつながりだけでなく、横のつながりでも考えられるようになったという感じでしょうか。
途中松本市近郊へ転居したため学校に通う時間が思うように取れず 通い始めてから4年もかかってしまいましたが、2007年6月、無事ディプロムを取得することができました。卒業試験では味もデザインも自分のオリジナルのケーキを作ったのですが、何回も試作を重ねたケーキをシェフに褒めてもらえた時は、本当に感動しました。
2008年01月20日
留学まで その2
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